のぞみの広場

トイレのカレンダー

No.80
希学園 算数科講師 山﨑 崇太
トイレのカレンダー

 3月になりました。希学園では、新学年になって1ヶ月たちます。だいぶペースがつかめてきましたか? まだ、慣れなくて「宿題におわれてるぅ。うわぁ。」ってなっていますか。でも、大丈夫です。だれもが通る道ですから。勉強をがんばっているからこそ通る道なんですから。勉強しない人は、「うわぁ。」ともなりません。


 ところで、算数には日暦(にちれき)算というものがあります。いわゆる「カレンダーの問題」です。たとえば、こんな感じ。
 「2019年3月3日は日曜日です。今年の7月7日は何曜日ですか。」


 さぁ、どう解きましょう。かる~く解説しますと、7月7日を無理くり6月であらわして、6月は30日までですから6月37日となります。同じように3月まで続けますと、6月37日=5月68日=4月98日=3月129日。ふぅ。3月129日は3月3日の126日後で、1週間は7日あるから、126÷7=18あまり0。つまり、ちょうど18週間後だから、3月3日と7月7日は同じ曜日となります。よって答えは日曜日。はぁ。


 え? なんだか、とてもめんどくさかった?
 そう思った君たちはすばらしい。そうです。この問題、めんどくさいんです。だから、けっこう嫌われ者の単元のひとりです。
 でも、この問題がテストにでてきたらどうしましょう。
 じゃあ、三択にします。


 (ア) たいへんだけど、がんばる。
 (イ) なんとか工夫できないか、考えてみる。
 (ウ) トイレに逃げ込み、トイレに貼ってあるカレンダーをボォーっと眺める。


 どれにしますか?
 正解は……
 全部正解です。みなさん、正解しましたか?
 (ア)の「まちがいをおそれず、やってみる」こと。(イ)の「別な効率のよい方法を探してみる」こと。どちらもとても大事なことです。ちなみに少年しゅうた君は、(ウ)を選びました。


 ある年のある日、つれづれなるままにトイレでカレンダーを眺めていたら、「あーーーっ!」と、あることを発見しました。「3月3日と5月5日と7月7日は全部金曜日で全部同じ曜日だ!」ぼくは、あわててトイレを飛び出し、去年のカレンダーを探しました。去年のカレンダーは全部木曜日で、やはり同じ曜日でした。大発見です。それ以来、トイレでカレンダーを眺めては、いろいろな法則を見つけて楽しんでいました。もし、ノーベルカレンダー賞というものがあれば、きっと受賞できると思います。2018年までに日本人のノーベル賞受賞者は26人いますから、27人目はぼくかも。ノーベルさん、ノーベルカレンダー賞つくってくださ~い。


 なんか話がずれました。勉強にかぎらず、ピアノだって、サッカーだって、料理だって、最初はめんどくさそうだったり、難しかったり大変だったりします。でも、練習しているうちに、必ず上達します。毎日コツコツがんばることが大事です。がんばった先には、夢の現実が待っているはずです。まだ新年度はじまったばかり。大変そうなものでも一つひとつ片付けていきましょう。「千里の道も一歩から」とかいいますもんね。そして、疲れたらトイレでカレンダーでも眺めていればいい(笑)。


 今年度もいっしょにがんばっていきましょう。

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