のぞみの広場

AIってどうなんでしょうね!?

No.131
希学園 算数科 松森 克人
AIってどうなんでしょうね!?

 最近、何かとAIが話題になりますよね。便利だとか、将来はAIが人間の仕事を奪うのではないかとか、そんな言葉を耳にすることも増えてきました。私も気になって、実際にAIに文章を書いてもらったことがあります。すると返ってきた文章は、まぁ見事に整っているんです。文法も正しいし、筋道もきっちりしているし、見栄えだけなら100点満点。でも、いざ読んでみると……どうにもつまらなく、頭に入ってこない気がしたので、理由を少し考えてみました。

 そこでふと気づいたのは、AIの文章って、妙に「優等生」なんですね。先生に怒られない答案みたいで、減点される要素がない。だけど、加点される要素もない! 読む人が「おっ!」と思う部分が全然ないんです。まるで味の抜けたガムを噛み続けているような感じで、いくら整っていても、気持ちは全く動かないのです。

 人間の書く文章は、予定から外れて寄り道してしまったり、思わず「なんでここでその例え!?」みたいなことを言い出してしまったり、そういうズレや脱線が面白さを生んでいると思うのです。ところがAIは絶対に脱線しない。線路の上をただ真っ直ぐ走り続ける電車のようで、「到着は早いけど、景色はどれも退屈」そんな感じがして仕方ありません。

 私は普段の授業でも、みなさんのちょっとしたズレに魅力、面白さを感じます。計算ミスでとんでもない数字を出してしまう人、図を描く時に妙に凝ってしまう人、図形の問題で斜め上の補助線を引いて見せる人。そういう瞬間に「その人らしさ」がにじみ出ますし、見ていて面白いんです。AIの文章には、そういう“人間らしい失敗”が一切ない。全部が整然としていて、笑える余白がなく、だから「読んでもすぐ忘れる」ような文章になってしまうのだと思います。

 AIの文章を例えるなら、無菌室で育てたトマトのようなものです。形はきれいだし、虫食いも傷もない。でも食べてみると水っぽくて味が薄い。人間の文章は、曲がっていたり、ちょっと傷があったりするけれど、かえってそれが甘みや深みになるんです。だから私は、AIの文章を読むたびに「立派だけど、やっぱり物足りないなぁ」と首をひねってしまうのです。

 「論理的で」「正しくて」「整っている」。それがAIの強みです。でも、人の心に残るのは「正しさ」よりも「意外性」や「ユーモア」や「人間くささ」なんじゃないでしょうか。会話だってそうですよね。相手が予想外のことを言い出すから笑えるし、盛り上がる。文章だって同じですね。

 私の考えた結論!!

 ただ完璧であることよりも、不完全、いびつであることにこそ、人は惹かれるのです!

 AIが人間の代わりをするなんて日はまだまだ遠い!

 P.S.

 実はこの文章、98%くらいはAIに書いてもらったんです、、、あなたは途中で気づけましたかね!?

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