のぞみの広場

算数の問題の「お約束」!?

No.121
算数科 松森 克人
算数の問題の「お約束」!?

 突然ですが算数の数列の問題です!!!

★スペシャル問題1!
1、3、5、7、9、12、15、18、□…… この数列の□にあてはまる数を求めなさい。
★スペシャル問題2!
4、7、18、14、12、11、20、15、22、△…… この数列の△にあてはまる数を求めなさい。

 さあ、あなたには□、△がわかるでしょうか?
 (考えてみてください!)
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 (まだまだ! 考えてみてください!!)
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓

 では、答えを発表いたします!!
 □=118、△=16が正解でした~!!!


 スペシャル問題1は

 1~8の数には+2
 9~16の数には+3
 17~の数には+100
 というルールの数列だったのです!!!


 スペシャル問題2は
 偶数ならば÷2して+5
 奇数ならば+29して÷2
 というルールの数列だったのです!!!


 みなさんは答えを見てどう感じたでしょうか?
 「なるほど~! すげえ!」という純粋な(?)人もいるかもしれませんし、
 「そんなのわかるかよ! もぉ~~!!」という人も沢山いるのではないでしょうか。
 問題1に比べれば問題2の方がマシかもしれませんが、どちらにせよ普通の算数のテストではこういうものは(少なくともノーヒントでは)出さないのが「お約束」になっています。
 理由は簡単で、算数のテストの問題は中学入試の問題に似せてつくっていて、その中学入試の問題は「入学したい」、という生徒たちの中から賢い子を選抜する事が目的なので、誰も解けない、気がつかないような問題を出しても意味が無いのです。
 実はここまでひどくはなくても、算数においては色々な「お約束」が存在します。
 例えば、「太郎君は秒速10m(1秒間に10mすすむ速さ)で100mを走ります。何秒でゴールしますか?」という問題があるとき、走りはじめから少しずつ加速していくはずだから……といったことは考えませんし、太郎君の腕の振りや、どの部位がゴールラインに達したらゴールとなるのかについても考えません。
 太郎君が家から学校に行くという問題について考えるときも、途中に信号はいくつあるのかな!? ……といった事は考えません。
 食塩水の問題では、食塩を水に溶かしている間に0.01gくらいは蒸発するはずだよな……とも考えません。
 また、太郎君が買うノートや鉛筆の消費税については、特に問題文に書いていなければ考えません。
 少し理不尽なところでは、列車が並走するオートバイを追い越す問題ではオートバイの幅は問題文に書かれていなければ0mと考えます。


 このような算数の「お約束」は挙げ出すとキリがないのですが、小さなものから大きなものまで、どこまでが「お約束」なのかは経験して慣れていくしかないのも事実です。多くの「お約束」は、「そんなの当たり前じゃないか!」と思うかもしれませんが、先述のオートバイの例などは、解き慣れていないとテスト中に「ん? んんん……?」と悩んでしまうかもしれません。そうならないためにはつまり、「普段から問題文をよく読み込んで、慣れておくことがオススメです! さぁみんながんばろう!」というお話でした。

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