算数科講師の松森です。
みなさん、こんにちは。
やっと夏も終わり、季節も秋になってきました。読書の秋、芸術の秋、そして食欲の秋ということで、みなさんはこの秋に何か目標はあるでしょうか? もちろん5年生、6年生の人たちなら受験に向けて自分の弱点をひとつでも無くしておきたい、得意教科をもっと伸ばしたいと言ってくれるでしょうし、4年生以下の人たちなら受験勉強以外でも、野球の試合に出られるようになりたい、ピアノをもっとうまく弾けるようになりたい……等、みなさんの中でそれぞれ「理想」があるでしょう!
さて、みなさんがこうなりたいなという「理想」があるとすれば、そこにどうやって辿り着くかが大切なのは言うまでもありません。もちろん、「理想」があり、日々それに向けての課題(勉強や練習)が決まっているのであれば、それをきちんとこなしていくことは大切です。しかし、それらをこなして満足しているだけではなかなか「理想」には近づけないのも事実なのです。
なぜでしょうか? 理由は簡単。
同じようにしている人がどの分野にもごまんといるからです。
自分のもっている「理想」が多くの人が求めるものであればあるほど競争は激しくなります。そうなると、まず日々の課題をきちんとこなしていけない人達は脱落していきます。
ここまではみなさんすぐに想像できますね。
それでは問題です!! 残った人達の中ではどこで差がつくのでしょう?
……さて、答えは頭に浮かびましたか??
ジャカ ジャカ ジャカ ジャカ ジャカ ジャカ ジャカ ジャカ、ジャンッ!
正解はただ日々の課題をこなしただけでなく、その上でどれだけ+αできたかで差がつくということです!
……早とちりのみなさん、私が伝えたい事はここではないのですよ!!
ポイントは、上のように聞けばみんな答えがわかっているのに、それを実践できる人がごくわずかしかいないという所なのです!!!
なぜでしょうか? こちらの理由も至極簡単。
ただこなしていくのに比べて何かをプラスするのは「めんどくさい」からです。
人間は残念ながら多かれ少なかれめんどくさがりな生き物なので、特に意識していなければ、なんとなく課題をこなして満足してしまいがちです。逆に言えば、「めんどくさい」の気持ちに負けないように、+αすることを意識していけば、なんとなく過ごす時間は減っていきます。
(その気持ちを「克己心」というのはもちろんみなさん御存じですよね?笑)
そして、+αを積み上げていくことができれば自然と「理想」へと近付いていくことができるはずですね。
この秋は勉強にしても習い事にしても、常に自分はただこなして満足していないかな? +αできているかな?ということを常に自分に問いかけながら、がんばってみてくださいね!
それでは、克己心を胸に腹いっぱい食べましょう!……ではなく、実りのある秋にしましょう!