こんにちは。社会科の山田です。
4月から新学期が始まりましたね。ようやく春らしくなってきましたが、まだ気候が不安定な時期が続いていますので、体調管理に気をつけて良いスタートをきれるようにしましょう。
体力を保つためにはしっかりと食事や睡眠をとることが大切です。適度な運動も必要ですね。私自身も普段から体調管理には気をつけるようにしています。特に食事は、ある程度栄養バランスにも気を配っています。
私は食べることが本当に好きで、よく友人とご飯に行きます。最近は甘いものに目がなく(昔は苦手だったんですが、味覚は変わるものなのですかね?)、つい先日は、社会科のK先生×2を誘い、パンケーキを食べに行ってしまいました(色々な意味でひどいですね…笑)。今回はこのパンケーキの美味しさを語って終わりにしても良いのですが、真面目にこのパンケーキから「日本の食料自給率」について考えていきたいと思います。
パンケーキの材料は小麦粉・卵・牛乳・バター・砂糖などです。このなかで特に食料自給率が低いものはわかりますか?そう、小麦粉です。小麦の自給率は12%(2013年度)で、その大半をアメリカから輸入しています。日本の経済が発展するとともに食生活の洋風化が進みました。日本の気候や風土に根ざした伝統的な和食に比べて、洋食に使われる食材は国内で手に入りにくいものが比較的多いです。
そこで食料自給率を上げるために、輸入食材に頼らず、国内産でとれたものを積極的に食事に取り入れようという動きがあります。
たとえば小麦粉の代わりに国産米の米粉を使うことで、食生活を大幅に変えることなく国産の農作物の消費量を増やし、自給率向上に繋げようとしています。米粉といえば以前は和菓子などに主に用いられましたが、製粉技術の発達によりパンやケーキ、うどんなどの麺類にも原料として使えるようになりました。
さらに国産米粉を使うことで「フードマイレージ(食料の重さに輸送距離をかけたもの。数字が大きいと二酸化炭素を多く排出し、環境に与える影響が大きくなる)」を低くすることにも貢献できます。
ぜひ皆さんも普段食べているものから、日本の食のこれからを考えてみてくださいね。米粉でつくったパンケーキ……食べてみたいですね!もちもち食感らしいですよ!