2023年もあと少しですね。12月は新しい年をむかえる準備でお家の人は大忙しです。
12月に大掃除をするのは聞いたことがあるでしょう。
12月13日は「すす払い」といって、大掃除を始める日になっています。「すす払い」は冬の季語です。お正月に新年の神さまをお迎えできるように、一年の汚れを落とします。「すす払い」の行事は神社仏閣の年中行事として今も行われていますので、ニュースなどで見たことがある人もいるかもしれませんね。お家でもこの日に大掃除を始めるとよいそうです。なかなか忙しいので、半月もお掃除できないよ……という気もしますが、始めるだけでも始めてみるとよいかもしれないですね。みなさんもお部屋のお片付けをして、すっきりと新年を迎えましょう。なにか良いことがあるかもしれません。
12月31日は大晦日(おおみそか)です。
この日、年が明けるまでに年越し蕎麦を食べます。この年越し蕎麦も、縁起物です。良い年を迎えられるよう願いを込めて食べられてきたものですね。また、一年の煩悩(人間の苦しみの原因になる欲)を払い、清らかに新しい年を迎えるために打ち鳴らされるのが除夜の鐘です。人間の煩悩の数と言われている108回、鐘を鳴らします。除夜の鐘を聞きながら、年越し蕎麦をいただき、清らかに新年をむかえたいものですね。
このように12月に行われる行事は、その年の悪いことを綺麗にして気持ち良く新しい年を迎えるためのものが多いのです。人間はこうやって区切りをつけて次に進んできたのでしょうね。
年が明けていただくお雑煮やお節の準備も、年内におこないます。
お雑煮は地域によってかなり異なるので、どんなお雑煮かをお家の人に聞いてみるのもいいですね。お雑煮のお出汁やお餅の種類は地域の食文化を反映しています。調べてみるのも面白いですね。
お節も、それぞれ意味がありますね。どれくらい知っていますか? 調べてみるのも良いですね。食材や料理のおめでたい意味を確認しながら食べると、より一層おいしく感じるかもしれません。
お家でどんな準備をしているか、お家の人に尋ねてみましょう。一緒にできることがあれば、やってみると良いですね。
一年の振り返りをしながら、新しい年に向かって、元気に力強く進んでいけるように12月を過ごしましょう。受験生のみなさんは喜びの春を迎えるために自分の弱点を克服し、力を蓄えていきましょう。よし! 合格!!