のぞみの広場

苦手なものを克服!?

No.131
希学園 理科 奥田 亮則
苦手なものを克服!?

希学園では頑張って授業を受けた後、楽しいお弁当休憩の時間があります。この時間は先生たちも休憩の時間ですが、私はみんなのお弁当を観察するのが楽しいので、結構教室に残ってチラチラお弁当を観察しています。邪魔だったらごめんなさいね。そして生徒のお弁当に旬のものが入っていると、今おいしい時期だよね~とか言いながら、季節を感じとって欲しいなと思っています。春先にはイチゴが入っていたり、秋になるとブドウが入っていたり、と結構旬の物も多くみなさん工夫されているのかな、という感じですね。ちなみに私はあれこれ工夫するのが面倒なので、お弁当を作る機会があってもパスタ+コロッケまたはカツの茶色い組み合わせ一択です。

中には嫌いなものを後回しにして残している生徒がいると、頑張って食べなさいよ、この野菜には○○という栄養素があって体にいいんだから……と論理的に励ましてあげます。

じゃあ先生には嫌いなものはないんですか、と聞かれることもあるので、そこは正直に「ナスが大嫌いです、見た目もにおいも食感も嫌いです」と答えています。

夏になるとヤツの旬の時期で、スーパーの入り口付近に鎮座していますから、私は目を細めて(国語の慣用句の意味ではありません、物理的に目を細めます)視界に入らぬようササッと通り抜けます。

嫌いになったきっかけは、小2の時に焼きナスのにおいがどうもタバコの煙のにおいと同じように感じられ、吐き気をもよおしてしまったことです。後々調べてみるとタバコもナス科なので、成分的にも関係があったのかもしれません。いずれにせよ、それ以降大人になるまでナスを避け続けてきました。

しかし残念なことに理科では植物の分類でナス科を勉強します。黒板にナスと書く度に想像して気分が悪くなります。挙げ句の果てに、生徒もなぜか私のことをナス田先生とよんできます。今この話を書いていても紫色の物体を想像して気分が悪くなってきました。

しかし大の大人がこのまま逃げ続けてはいかん、子どもたちにしめしがつかん、ということで自分に厳しく「ナスチャレンジ」通称「ナスチャレ」を行っています。ルールは簡単、オリンピックの行われる年に、ナスを食べるというだけのシンプルなチャレンジです。が、敗北続きでした。好きなものの上にのせれば食べられるだろうという安易な考えから、ピザonナス→敗北(飲み込めませんでした)、カツ丼onナス天→敗北、天丼onナス天(ただの天丼)→敗北と続き、とうとうやってきました東京オリンピック! 今回こそは頑張らねば! と意気込む中、まさかのオリンピック延期により、ナスチャレも延期。コロナ禍による延期を喜んでいたのは私だけでしょう。ナス天のかけら3cmほどを飲み込むことに成功しました。

そして2024年パリオリンピック。旬の夏に「そばonナス天」でがんばろうと思いきや、心理的距離感がなかなか遠く、なかなか店の前までいけども素通りする日々。生徒の応援(まだやっていないんですか、そんなんでいいんですかという厳しいお言葉)もあり、10月に挙行を決意、サンプル写真よりも巨大なナス天2本がそびえ立つそばを22分(内そば2分)かけて完食しました。

これだけ長年苦手なものと付き合っていると、なんとかして克服してやろうという気が年々強くなるもんですね。そしてナスに対しても色々調べるので品種や育て方にも詳しくなってしまいました。よきライバル、という感じです。中高時代に苦手教科だった社会を克服して得意教科に変えた自負があるので、いつかナスを完全克服してやろうと思っています。でも次回は2028年までおあずけ。

みなさんも食べ物、勉強、スポーツなんでもそうですが、苦手なものをやる前からムリ! って決めつけずにじっくり付き合ってみてください。ごちゃごちゃ言わずに「いいから食べてみなさい!」ということです。算数がにが……得意にすればいいじゃない! 理科がむず……基本からしっかりやってみたらいいじゃない! 頑張って2か月間くらい○○チャレやってほしいですね。今までと視点が変わってきますよ。

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