のぞみの広場

「お風呂サイコー」

No.134
希学園 国語科 川村 明寛
「お風呂サイコー」

 暑い暑い夏がまたやってきてしまいました。ここ何年かで、春と秋は短くなっているような気がしますね。そのうち日本の「四季」は「冬と夏だけの『二季』」になってしまう、なんて言われているみたいです。やれやれ……。

 気温の上がり方も、昔とは違いますね。私が子供の頃は、エアコンなんて学校にも家にもなかったのですが、窓を開けて団扇(うちわ)であおいで(学校では許されませんでしたが)いれば何とかなっていました。でもいまはそれだと大変危険。室内にいても熱中症(かつては「日射病」と言われていましたから室内にいれば大丈夫だったのでしょう)になってしまいかねない。

 さあどうしたものか。「夏バテ」(←この言葉も最近あまり耳にしないですね)しないために。

 こういう話題でよく語られることを思いつくままに挙げてみますね。

 ・こまめな水分補給、塩分補給

 ・バランスのとれた食事

 ・十分な睡眠(早寝早起き)

 ・温度差に対する注意(暑い屋外と涼しい室内を行き来し過ぎると体調を崩しやすい)

 言うまでもなく、これらのことは全て大切です。しかし、へそ曲がりの私はあえて「暑い夏」に避けられやすいことをオススメします。それは……

 「しっかりお風呂に入って汗をかく」。

 なにやら最近のお若い方の行動傾向として「疲れているし眠いから風呂に入るのやめておこう」ということがよく話題になっているようですが、「暑いからシャワーで済ませておこう」というのもよく聞く話ですよね。

 しかし、私はあえて声を大にして訴えたい。

 「しっかり湯船につかって、思いっきり汗をかこう」と。

 もちろん、ムリな長風呂でのぼせてしまってはいけませんし、入浴直後にエアコンの涼風に当たりすぎで風邪をひいてしまってもいけません。ただ、お風呂につかることによる「発汗」や「血行促進」の効果は、シャワーではなかなか得られないはずです。また、しっかり体をあたためておくと、その後に一定の時間をおくことで「睡眠の質が上がる」そうなんですよね。

 かくいう私はもう三十年ほど「お風呂大好き」生活を続けていますが、一年を通して、特に夏場に体調を崩しにくくなりました。加齢による様々な衰えは数えきれぬほどあります(笑)が、年相応にまあ「元気」です。

 ということは、この夏も暑さに負けずに学習にはげもうとしている皆さんにとっても「お風呂」は強い味方だということなのです。さあ、暑い夏だからこそ、しっかりとお風呂に入るようにしましょう!

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