のぞみの広場

ケチケチ精神

No.2
希学園 理科講師 奥田 亮則
ケチケチ精神

ケチというと聞こえが悪いですが、節約・エコというとガラッとイメージが変わります。私はもともとゴミの分別も面倒がる人間で、子供のころは「理科的に燃焼する(酸素と結びつく)ものは何でも燃えるゴミでいいじゃないか」「ゴミの分別が環境保護に直接つながるわけではないんだ」などとへりくつを言いながら嫌々分別していました。

最近『アース』という映画をたまたま見る機会があったのですが、地球のいろいろな地方での美しい映像とともに、温暖化の影響を受けているホッキョクグマの親子が映し出されていました。ゴミの分別が環境保護につながるかどうかをどうこう言う前に、あとどれくらい人類やその他の動物は地球の上で生きていけるんだろうかと、地球の危機的な状況を考えさせられました。

最近はこまめに電気や冷房 を消したり、希学園で使うプリントの枚数を気にしてみたり、身近な節約から取り組んでいます。家ではスーパーのおそうざいを入れるトレイを洗い、歯みがき粉の中身が無くなりそうになるとチューブを切って中身を出してみたり、シャンプーの残りを使い切るために水を入れてうすめたり…。
だんだん節約というかケチになってきました。ただ、このようなケチケチ精神をみんなが発揮していけば、ものを大切にするという習慣にもつながると思います。
毎週机の中に忘れ物をしたり、ふでばこの中の文房具がどんどん減っていったりする人は、もっとものを大切にする心を持ってほしいものです。1個の消しゴムでも無くさずに使えばかなり長持ちするはずです。1本の鉛筆や1個の消しゴムがどれくらい長持ちするかがんばって使い切ってみましょう。

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