みなさんは社会の勉強は好きですか?
桃の生産量は山梨が1位で福島が2位、
りんごは青森が1位で長野が2位、
日本なしは……ぶどうは……
あれ、桃はどこだっけ?
となったことはありませんか?
地域の産物をひたすら覚えていくという作業に苦しんだことのある人もいるかもしれませんね。社会を勉強していく上で、野菜や果物などの生産地を覚えていくことはどうしても必要になります。
レタス・キャベツ・りんごは涼しい所、ピーマン、なすは温暖な所で生産がさかんというように、気候と合わせて覚えていくということも大切です。地図帳のチェックも基本です。
しかし、覚えるコツはそれだけではありません。
趣味で旅行をすることがあるのですが、行く先々でユニークなキャラクターを目にすることがよくあります。いわゆる「ゆるキャラ」です。
「くまモン」、「バリィさん」を知っている人は多いと思います。それぞれ熊本県、愛媛県今治市のゆるキャラです。
最近、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに行くと、Tシャツやインスタントラーメンなどのグッズが売られています。グッズを持っている人もいることでしょう。
ご当地のゆるキャラはその地域の人が町おこしのために一生懸命考え出したキャラクターです。だから、その地域の特色を表したものが多く、社会の勉強にはとても効果的です。
しかも、インパクトのあるキャラクターが多いので楽しみながら覚えることができます。
例えば、「バリィさん」が巻いている腹巻きは、今治市の名産品であるタオル地でできていて、主要産業である造船業をイメージできる船の形をした財布を持ち歩いています。
他にも、山梨県の「モモずきん」、福島市の「ももりん」は、名前の通り桃をモチーフとしており、見ただけで山梨、福島は桃の生産がさかんだということも分かります。
長野県の「アルクマ」は、普段はりんごをかぶっていますが、ワインやレタス、真田幸村(大阪の陣で活躍した長野出身の戦国武将)の兜や日本アルプスまでかぶっていることもあります(笑)。りんご、ワイン(原料はぶどう)、レタス、戦国武将、山脈など長野県の特色を一人(一匹?)で表現しているのです。
インパクトの面だと、北海道夕張市の「メロン熊」、高知県の「カツオ人間」、奈良県の「せんとくん」は一見の価値ありです。彼らはゆるくはないので、自己責任でお願いします。見て絶叫した人もいます。
社会の勉強はノート・テキストを読み直したり、音読したり、書いたり、地図帳をチェックしたり、繰り返し勉強するということも大切ですが、インパクトで覚えるということも効果的です。たまにはゆる~く覚えてみてはいかがでしょうか。
※注:ゆるキャラはあくまで手段ですので、ゆるキャラを探すことに躍起になってはいけません。