のぞみの広場

新学年度のスタートにあたって

No.31
希学園 理事長 前田 卓郎
新学年度のスタートにあたって

新学年を迎える皆さん、以下に述べることを守ってしっかりと頑張っていってもらいたいと思います。


1.まず、その一番目の方法は自分の勉強時間密度を上げるということです。

 では、具体的に「勉強の時間密度を上げる」ということはどういうことでしょうか。それは「集中力を高める」ということに他なりません。「いやぁ、もうこれ以上、集中力は高くするのは不可能です」と言わないでください。

 ここでちょっと考えてみましょう。「可能であること」を証明するのと「不可能であること」を証明するのとでは、どちらが難しいか? それは、一般的に「できる(可能)ということを示すのはとても難しいこと」と考えられがちですが、実はそうではありません。「不可能であること」を証明する方が、理屈の上では、より難しいとも言えます。なぜなら、「不可能であること」の証明には、何千万、何億通りもの、それこそ無限回のありとあらゆる試み(試行といいます)をくり返さなければなりません。これだけの試みをやり続ける努力は、実は「それは絶対無理だ」とあきらめるのではなく、「必ず、実現の可能性がある」という信念を持って努力する方が、同じかあるいはそれ以上の実現可能性を追求することに他ならないというわけです。

 さぁ、今からの願望の実現の可能性に向けて、努力してください。その実現の証明の方が、不可能であることの証明よりも、ずっと簡単であったということにやがて気づくでしょう。そのために、ひたすら自分の求めることの実現に向けて取り組んでいくわけですから、必然的に集中力が必要になってくるのです。あっち、こっちと注意力を散漫にしていたのでは、高い目標にたどり着く前に終わってしまいます。ここで大切なのは集中力をともなう学習を実行するために、勉強時間の密度を上げることなのです。


2.今の一瞬一瞬の時間を大切に考えてほしいということです。

 例えば、西暦2014年2月1日の午前10時12分34秒という、この一瞬の一秒間はみなさんの一生のたった1回だけ、一瞬だけ訪れる一秒間です。この一瞬一秒の長い積み重ねが自分の一生を形作っていると考えたとき、この一秒を無駄に使ってしまったなら、さらにそれをどんどん続けたなら、結局は受験そのもの(つまりは合格そのもの)を投げ捨て、ひいては自分の一生を投げ捨ててしまうのと同じことになります。皆さんに言いたいのは、今、自分の目の前に訪れる一秒一秒の時間を大切にしてほしいということです。


がんばれ!希学園 塾生諸君!!


 先生達は君たちの志望校合格に向けての熱い支援を約束します!これからの闘いに対して共に頑張っていくことを誓います。自分の願いの実現を求めて、ひたすら自己との闘いに打ち克つ「克己心」で、頑張ってくれることを切に祈っています。


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