のぞみの広場

寝る子は育つ?

No.122
社会科 棈松 佑太
寝る子は育つ?

 昨年も書いた通りあべ松は野球観戦が趣味なので、今年3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表が世界一に輝いたことには非常に興奮しました。


 その後、テレビでさまざまなWBCに関する特集を見ていたのですが、その中で最も印象に残ったのが、WBCでMVPに輝いた大谷翔平選手のオフシーズン(試合のない時期)の一日の過ごし方でした。自由時間を除いてざっくり書くとこんな一日を過ごしているとのことでした。


 起床
 食事
 6時間以上練習
 食事
 2時間昼寝
 食事
 10時間睡眠


 何と、1日の半分を睡眠にあてているのです!
 また、大谷選手は「1日1時間増えるとしたら睡眠じゃないですかね。単純にそこで1時間増えるだけで起きている時間のクオリティが上がるので」と語ったそうです。つまり、寝ている時間を増やす分、起きている時の練習の質を上げることで、結果的により野球が上手になるということですね。


 これを勉強に例えると、
「全体の勉強量=1時間あたりの勉強量×勉強時間」
ということになります。(速さの計算みたいですね。)

 睡眠時間が短いと、どうしても集中力が低下して「1時間あたりの勉強量」が少なくなってしまうので、「全体の勉強量」も少なくなってしまうのです。ましてや、それで体調を崩してしまったら勉強時間がゼロになってしまうわけですから、他の人とかなり差がついてしまいますね。まさに本末転倒です。
ただ、当然ですが勉強時間を減らして睡眠時間を増やしてもあまり効果はなくなってしまいます。いかに自由時間を減らして睡眠時間を増やすかが一番重要です。(野球の場合は練習しすぎると怪我をしてしまう可能性がありますが、勉強はそのようなことはありませんよね。)あべ松も、小学6年生の時は8時間睡眠を確保して、その代わり塾のある日は自由時間はほぼ無しで勉強に打ち込んでいました。


 絶対に第一志望校に合格したいというあなた、睡眠を大切にして起きている時間のクオリティを上げて、「全体の勉強量」をどんどん増やしていきましょう!


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